貨物船座礁事故

「苫小牧民報」様からのニュースです。(要約)

苫小牧市元町の海岸から130メートル沖合で貨物船の座礁事故が起きた。摂津海運(神戸市)の「栄丸」(499トン)。貨物の荷降ろしのため沖待ちしていたが、未明から早朝にかけて強風と高波で1キロほど船が流され、離岸堤に乗り上げた。幸い船長を含む4人の乗組員にけがは海上保安庁のヘリで救助された。
船舶からの油漏れもなかった。座礁事故に港湾関係者の危機感は高まった。
1992年に元町沖合でブラジル船籍、93年は浜町沖合でリベリア船籍、2006年は元町沖合でベリーズ船籍、11年は元町沖合でパナマ船籍の貨物船が事故を起こしている。中でも93年の事故では、船から重油約400キロリットルが流出し、深刻な油汚染も発生した。この4隻とも沖待ち中、いかりを海底に投じたまま強風や波などで船が流される
走錨(びょう)によって座礁 した 。海域では日ごろから入港を沖で待つ貨物船が多く、10隻以上が停泊している時もある。
今後も事故発生の可能性がある中、港湾関係者や漁業者からも船舶の安全管理を求める声が上がる。
事故を受けて苫小牧海保は、見張りの設置や気象情報の収集など走錨防止の対策を船舶関係者に呼び掛けた。
沖には豊かな水産資源に恵まれた漁場もある。座礁事故は、船舶燃料など重油の流出による甚大な海洋汚染を引き起こしかねず、港の機能や漁業にも影響を及ぼす恐れがある。官民が一体となった再発防止に取り組むことが求められている。

<記事全文>https://www.tomamin.co.jp/feature/kono1/1237/