水素で航行 脱炭素化第一歩 ベルギー海運大手、旅客用シャトル船建造)

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ベルギーの海運最大手CMBは水素燃料で航行する旅客用の海上シャトル船第1号を建造した。この新技術を貨物船に活用し、船舶の「脱炭素化」を進める予定だ。ロイド船級協会から海上航行船の認定を受けた。
燃料油でも航行可能で、試験航行を経て、貨物船用エンジンへと技術を拡大する。
船舶は常時、重油を燃やしており、重油は廉価なエネルギー形態の一つだ。
出ている。
輸送形態はバッテリー(電池)に傾いているものの、貨物船はあまりにも大量のエネルギーを消費するため、バッテリーはない。 カンペ氏によると、水素エネルギーを燃焼する船舶に転換するのは簡単な改造で済むという。
無公害で船舶より安く航行できる船舶づくりを長期目標に掲げている。
サベリズCEOは再生可能エネルギーの増加に伴う水素の価格低下を期待しており、そうなれば10年で船舶向けの水素燃料の価格を半減できると考えている。化学工場から水素を調達しているが、将来的には再生可能エネルギーの電力で水を電気分解して発生する水素ガスを確保したい考えだ。
ドイツで再生可能エネルギーと系統電力を組み合わせて水素ガスを生成するには、現在、100万BTU(英国熱量単位)当たりおよそ19ユーロかかるとブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス(BNEF)は見積もっている。クレア・カリー氏は「水の電気分解から再生可能な水素エネルギーを生成する価格は、規模の経済で、電気分解を行う電解装置の価格が低下するのに伴い、下がる可能性が高い。太陽光や風力など再生可能エネルギーの費用も下がりつつあり、電解装置にフィードバックされる費用が下がれば水素ガスの生成コストの低下につながる」と語った。
◆貨物船の燃料に利用
CMBは貨物船の補助エンジンに水素燃料を利用する予定だ。カンペ氏によると、燃料オイルの代わりに水素エネルギーで補助エンジンを動かせば、船舶から出る汚染物質を最大10%削減することになるという。
首尾良く行けば、同社は船舶の主エンジンに水素エネルギーを運用する試験を19年までに開始する見通しだ。

<記事全文>https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180109/mcb1801090500004-n1.htm